岡山県 教育署名提出

11月28日(木)、ゆきとどいた教育を求める岡山県民の会は、岡山県に教育署名15704筆を提出しました。共同代表の弓田さん、岡山高教組の豊田書記長ら7人が参加し、岡山県議会の蓮岡議長と懇談。

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 弓田さんは、「少人数学級の実現のためには今よりも教員を増やさないといけない。教員を増やそうと思えば、処遇面での改善も必要だ。ぜひ、教育予算を増やして欲しい。岡山県の教員不足は深刻で報道を見るたびに不安を感じる。また、子どもの貧困が進んでいることからも、給食費無償化を実現し、子どもが安心できる学校環境を作って欲しい」と訴えました。

 豊田さんは、「教員不足が深刻で授業ができない現実もある。こうした現象を教育に穴が開くと表現しているが、住む場所が違うことで受ける教育に格差が生まれてはいけない。そして、教育を受ける権利が保障されるよう教育は完全無償にすべきだ。高校生の頃から奨学金という教育ローンを負わされる状況は、子どもの将来に不安を与える」と発言。

 蓮岡議長は、「すべての子どもにゆきとどいた教育が実現できるよう尽力していく。教員不足の状況は認識している。県議会でも議論を深めたい」と返答。

 

 最後に弓田さんが、「岡山県の人口動態データを見ると若い齢層の流出に歯止めがかかっていない。岡山県はかつて教育県として知られていた。そこと無関係ではないはずだ。教育を充実させてこそ活力ある岡山を実現できる」とまとめました。

 懇談終了後、「教育予算増額」「給付制奨学金実施」など11項目にわたる議会請願を提出しました。